【2026年最新】ふるさと納税のやり方を初心者向けに解説|ポイント廃止後のお得な納め方
「ふるさと納税、名前は知ってるけど結局どういう仕組みなの?」という人に向けて、いちばん最初に読む1本としてまとめました。2025年10月にポイント還元のルールが大きく変わったので、古い情報のまま始めると損をします。2026年の今、知っておきたいところまで通しで説明します。
目次
ふるさと納税ってそもそも何?
ふるさと納税は、応援したい自治体に寄付をすると、その地域のお礼の品(返礼品)がもらえる制度です。そして寄付したお金は、自己負担の2,000円を除いて、翌年の税金(所得税・住民税)から差し引かれます。
つまり、本来そのまま納めるはずだった税金の一部を「先に別の自治体へ回す」ことで、実質2,000円の負担でお米やお肉、果物などを受け取れる、というのが大まかな話です。2,000円というのは寄付1件ごとではなく、1年間の合計に対して1回だけかかります。何件申し込んでも自己負担は2,000円のままです。
- 応援したい自治体に寄付して、お礼の品をもらう制度
- 自己負担は1年で合計2,000円だけ
- 寄付した分は翌年の所得税・住民税から差し引かれる
- ただし収入や家族構成で「上限額」が決まっている
2025年10月で何が変わった?ポイント還元の廃止
ここがいちばん大事なところです。2025年10月から、総務省のルール変更で、ふるさと納税サイトが寄付に対してポイントを付けることが禁止されました。楽天ポイントやAmazonギフト券といった「寄付額の数%分のポイントがもらえる」やり方は、もう使えません。
少し前までは「楽天のお買い物マラソン中にふるさと納税すればポイント爆増」という攻略が定番でした。今はそれが通用しません。古い記事や動画はこのやり方を今でも紹介していることがあるので、うのみにしないでください。
ポイントが禁止されたのは、あくまで「ふるさと納税そのものに対する上乗せ」です。クレジットカードやスマホ決済を使ったときの還元は、これとは別の枠として今も生きています。だから「お得さがゼロになった」わけではなく、お得の取り方が変わった、と考えるのが正確です。
ポイント廃止後のお得な納め方(2026年版)
2026年6月時点で、現実的に効くのは「決済のキャンペーン」を使う方法です。代表的なのがAmazonと楽天の2つです。
Amazonふるさと納税:Amazon Payの還元を使う
Amazonは2024年末にふるさと納税を始めました。普段のAmazonアカウントと登録済みの住所がそのまま使えるので、新しくサイトに登録する手間がありません。返礼品の一部は最短で翌日に届き、受け取り日時を指定できるものもあります。この配送の速さは他のサイトにはない強みです。
そのうえで、時期によってはAmazon Payでの支払いで還元を受けられるキャンペーンが開かれることもあります。ただし内容は時期によって変わり、常に開催されているわけではありません。申し込む前に、Amazonふるさと納税の公式キャンペーン案内で今やっているものを確認しておくと確実です。
楽天ふるさと納税:5と0のつく日を狙う
楽天は返礼品の数が多く、楽天会員ならそのまま使えるのが利点です。寄付そのものへのポイントは付かなくなりましたが、「5と0のつく日」に楽天カードで支払うと付くポイントなど、決済側の特典は残っています。2026年3月からは、エントリーと分割払いの組み合わせでさらに上乗せできる仕組みも追加されました。
ここは少しややこしいので分けて説明します。お買い物マラソンやSPUによる「ポイント倍率アップ」は、2025年10月以降ふるさと納税には付かなくなりました。「マラソン中にふるさと納税で倍率を稼ぐ」はもうできません。一方で、楽天カードで支払ったときに付く通常分や、5と0のつく日の特典といった決済側の還元は残っています。なくなったのは倍率アップの部分、と覚えておくと混乱しません。
- この記事の数字は2026年6月時点の目安です
- Amazon Payの還元率・上限、楽天の倍率は時期で変動します
- 申し込む直前に、必ず各公式ページで最新の条件を確認してください
自分の上限はいくら?控除限度額の目安
先ほど触れた「上限」の話です。ふるさと納税で得をできる金額は、年収と家族構成でだいたい決まっています。上限を超えた分は税金が戻らず、ただの寄付になってしまうので、ここは最初に押さえておきたいところです。
下の表は、独身または共働き(配偶者控除なし)の場合のおおよその目安です。住宅ローン控除や医療費控除など、他に使っている控除があると変わります。あくまで「ざっくりこのくらい」という見方で十分です。
| 年収(目安) | 上限の目安 |
|---|---|
| 300万円 | 約29,000円 |
| 400万円 | 約43,000円 |
| 500万円 | 約63,000円 |
| 600万円 | 約79,000円 |
| 700万円 | 約110,000円 |
| 800万円 | 約132,000円 |
下のシミュレーターに年収と家族構成を入れると、あなたの上限の目安がすぐに出ます。寄付の前にここで一度確認しておくと、上限オーバーで損をする心配がなくなります。
ふるさと納税のやり方は4ステップ
仕組みがわかれば、あとの手順はシンプルです。順番に進めれば初めてでも迷いません。
1. 自分の上限を調べる。使うサイトのシミュレーションに年収と家族構成を入れて、上限の目安を確認します。源泉徴収票か給与明細があると正確です。
2. サイトを選んで返礼品を選ぶ。Amazonか楽天など、使いやすいところで欲しい返礼品を探します。普段の通販と同じ感覚でカートに入れて進めます。
3. 寄付を申し込んで支払う。名前や住所を入力し、決済します。このとき後述の「ワンストップ特例」を使うなら、申込画面でその希望にチェックを入れておきます。
4. 控除の手続きをする。届いた書類でワンストップ特例を出すか、確定申告をします。ここまでやって初めて税金が差し引かれます。やらないと「お礼の品を買っただけ」になるので、ここは忘れないでください。
ワンストップ特例と確定申告、どっちを選ぶ?
控除の手続きには2つの道があります。多くの会社員は、かんたんな「ワンストップ特例」で済みます。
ワンストップ特例は、確定申告をしない会社員で、寄付先が1年に5自治体までなら使えます。各自治体に申請書を送るだけで、確定申告なしに住民税から差し引かれます。書類は寄付するとき「ワンストップ希望」にチェックを入れれば送られてきます。
一方、もともと確定申告をする人(自営業、医療費控除を受ける人、寄付先が6自治体以上の人など)は、確定申告でまとめて手続きします。寄付するともらえる「寄付金受領証明書」を保管しておけば大丈夫です。最近は1枚にまとまった証明書を発行してくれるサイトも増えていて、書類集めはかなり楽になりました。
- 返礼品だけ受け取って、控除の手続きを忘れる
- ワンストップ特例の申請書を期限(翌年1月10日必着)までに出さない
- ワンストップを申請したのに、別件で確定申告をしてワンストップが無効になる
Amazonと楽天、結局どっちのサイトがいい?
「サイトが多すぎて選べない」という声は多いです。この記事ではAmazonと楽天にしぼって、向いている人を整理します。
| Amazonふるさと納税 | 楽天ふるさと納税 | |
|---|---|---|
| 向いている人 | 普段Amazonを使う人 | 楽天をよく使う人 |
| 手続きの手軽さ | 登録住所をそのまま使える | 楽天会員ならすぐ使える |
| 配送 | 最短翌日・日時指定の品あり | 通常の配送 |
| お得の取り方 | Amazon Payの還元 | 5と0のつく日+楽天カード |
迷ったら、普段よく使っているほうで始めるのがいちばんラクです。アカウントも住所も決済も登録済みなので、つまずく場所が少なくて済みます。配送の早さや日時指定を重視するならAmazon、楽天カードや楽天経済圏でまとめたいなら楽天、という分け方で十分です。
初めてなら何をもらう?人気の返礼品
返礼品は迷いがちですが、初めての人は「普段から必ず使うもの」を選ぶと失敗しません。冷凍庫や保存場所と相談しながら選ぶのがコツです。
定番はお米です。毎日食べるうえに常温で置けるので、量が多くても困りません。次に人気なのが牛肉や豚肉の小分けパック。冷凍で届いて使う分だけ解凍できるタイプが便利です。海鮮ならホタテやいくら、果物なら時期物のシャインマスカットやみかんあたりがよく選ばれています。
変わったところでは、トイレットペーパーやティッシュといった日用品も根強い人気です。お得さより実用重視で、置き場所さえあれば確実に使い切れます。
よくある質問
Q. 年の途中で始めても大丈夫?
はい。ふるさと納税は1月から12月までの寄付がその年の対象です。年末になると人気の返礼品が品切れしたり、サイトが混み合ったりするので、上限に余裕があるなら早めに少しずつやっておくほうが落ち着いて選べます。
Q. 専業主婦(主夫)でもできる?
制度自体は誰でも使えますが、税金が差し引かれるのは「自分で所得税や住民税を納めている人」です。収入がない人が寄付しても差し引く税金がないため、お得にはなりません。世帯の中で働いている人の名義で行うのが基本です。
Q. 上限を少し超えたらどうなる?
超えた分は税金から差し引かれず、純粋な寄付になります。お礼の品はもらえますが、自己負担が2,000円より増える形です。心配なら上限の8割くらいまでにとどめておくと安心でしょう。
まとめ
2025年10月でポイント還元は無くなりましたが、決済のキャンペーンを使えば今でも十分にお得です。まずは自分の上限を調べて、1〜2自治体だけ、お米のような確実に使うものから始めてみてください。控除の手続きまでやり切れば、来年の税金がちゃんと軽くなります。
最初の返礼品としておすすめのお米は、選び方を別記事でくわしくまとめています。量や定期便で迷ったらこちらを。
ふるさと納税と同じく、楽天や税金まわりでお得を取る話はこちらでもまとめています。あわせてどうぞ。





