つみたてNISAを始める上で最低限知っておいた方が良いことをまとめてみました。
毎月の支出を把握する
つみたてNISAが失敗する条件は「下がっているときに売る」です。
つまり「暴落時に売らなくて済む状況」が重要となります。
まずは生活防衛資金(支出の3ヶ月〜6ヶ月分)を用意しましょう。
このお金があれば暴落時にお金が必要になって、つみたてNISAを取り崩す状況を防ぐことができます。
また、無駄な支出を見つけて減らすことができれば投資に回せる金額も増やせるので、「支出の把握」というのはとても大切です。
暴落は必ずやってくる
好景気と不景気は交互にやってきます。
バブル相場で含み益が多く出ていても、一度暴落が起きると一気に含み損になります。
つみたてNISAは20年運用投資し続けることが前提になっているので、この短期の上がり下がりに惑わされないようにしましょう。
暴落時に積み立てた金額は、その後やってくるバブル相場で一気に増加します。
いわゆる「ピンチはチャンス」なので、暴落時も淡々と積み立てましょう。
投資先をどうするか?
ファンドには主に「インデックス」と「アクティブ」の2つのがあります。
結論は「コストの低い米国を多く含むインデックスファンド」を選ぶと良いかなと思います。
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」や「eMAXIS Slim 全世界株式」などがありますね。
ぼったくり商品を買わないこと
コストは買付手数料(最近は無料のものが多い)と信託報酬の2つがあり、これらが高いとそれだけ利回りが低下してしまいます。
銀行などの窓口では低コストのものを取り扱ってなかったりするので、取扱商品が豊富なネット証券がおすすめです。
まずは米国、次に先進国や新興国、そして日本。
次に米国を軸にする理由は、長年にわたり米国株式市場が右肩上がりに成長しているからですね。
「長期的な人口増加」「株主に還元する文化」「全世界で活躍する企業が多い」「法整備がしっかりされている」など、理由は複数あります。
米国以外を加えるかは最終的に好みというか、自身の投資方針で決めましょう。
アクティブファンドは中の人次第
インデックスファンドは何かしらの指数に連動することを目指して運用されます。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)であれば、S&P500指数に連動するパフォーマンスになります(ただし、為替による変動があるので注意)
アクティブファンドはファンドマネージャー(中の人)が銘柄選びをして、インデックス以上のパフォーマンスを出そうとします。
なので、中の人次第で結果は良くも悪くもなります。
今は良くても今後、中の人が変わったらどうなるかはわかりません。
実際にインデックスを超えられるアクティブファンドは少ないので、無難にインデックスファンドを選ぶと良いですね。
おすすめ3つを紹介
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
- eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
基本的にどれを選んでも良いかなと思います。
過去のパフォーマンスだとS&P500が好成績ですね。
ちなみに自分はオールカントリーを買っています。