デジタルでお絵描きをするのに以前はパソコンとペンタブ・液晶タブレットしか選択肢がありませんでしたが、最近ではiPad等のタブレット端末でも快適に描けるようになりました。
Apple Pencilは筆圧や傾きを認識するのでアナログからデジタルに移行した時に感じる違和感があまりなく、紙に描くような感覚で作業できます。
実際にはガラス面に描くので滑りが気になる方はペーパーライクフィルムを貼るとかなり紙に描くのと変わらなくなります。
これからデジタルでお絵描きを始める方の参考になればと思います。
作業開始までの敷居が低い
iPadでお絵描きする場合の最大のメリットは作業に取り掛かるまでの手間を格段に減らせる事です。
パソコンの場合
1、パソコンの場所まで移動
2、電源を入れる
3、パスワード入力
4、アプリを立ち上げる
iPadの場合
1、iPadを取り出す
2、アプリを立ち上げる
専業で長時間作業する場合はパソコンでも問題無いかと思いますが、スキマ時間で作業したり1回の作業が2〜3時間の場合は作業開始までの時間的コストが低く、持ち運びも容易なのでどこでも作業できるのも魅力です。
バッテリーの減り具合や充電について
iPadで作業する場合の最大の懸念点はバッテリーの減少で、充電しながらの使用はバッテリーの劣化を早めてしまうので作業を中断せざる得ません。
付属の充電器は充電速度が遅く残量0%から100%までおよそ3時間、PD充電器を使用すると2時間ほどです。
基本的にバッテリーは
・充電しながら使用しない
・空にしない
・高温にしない
・必要以上にこまめに充電しない
これらを守れば長持ちさせることができます。
長時間作業するときはバッテリーが残り30%くらいになったら1時間ほど充電すると70%〜80%まで回復するので、休憩がてらに充電すると良いでしょう。
iPadは入れ替えがしやすい
3年から4年程度使用しているとバッテリーの劣化やiosなどの更新でスペック的にも不安が出たり、ストレージの容量が心配になってくるかもしれません。
パソコンの買い替えタイミングは4年から6年と言われており、5年経過あたりから故障しやすくなってきます。
iPadはリセールが高いので目立つ傷などが無ければ高額で買い取ってもらえます。
2018年に発売されたiPad Pro12.9 インチ512GB Wi-Fiモデルは税込139,104円で販売されましたが、4年ほど経過した2022年現在の買取価格はおよそ65,000円です。
年間の実質コストは2万円程となります。